ネットショップ店長の育毛・発毛対策&体験記
育毛のため最も大事なことは健康的な生活をおくることです。たとえ育毛剤などで一時的に発毛したとしても、頭皮に栄養がなければ抜けてしまうでしょう。髪を増やすためには、まず健康的な身体を作らなければなりません。
髪にいいとされるサプリや栄養成分について前項で書いてきましたが、基本となる栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸・・・)を摂っていなければ発毛どころか身体の健康を損ねる結果となります。バランスの良い3度の食事を心がけましょう。
菜食主義は健康にいいと言う人もいますが、育毛という観点から見ると決してベストな選択ではないと思います。これは私の個人的な体験ですが、30歳のとき菜食をしようと決意したことがあります。30歳台になって油っぽくなってきた自分の身体が、菜食すればサラサラになるのではないかと思ったからです。半年間菜食を継続して、たしかに身体の油っぽさは消えましたが、抜け毛が急激に増えました。あわてて菜食を止めたら、途端に抜け毛は減りました。菜食と抜け毛に因果関係があったのかどうかは、さだかではありませんが、髪を含んだ身体の細胞の素を作るアミノ酸、新しい細胞を作る働きを助ける核酸、そういった成分は菜食では不足がちになるのではないかと思います。
肉・魚・野菜など、たくさんの種類の食材をバランスよく摂ることが髪の健康にも良いことは間違いありません。またアミノ酸・たんぱく質の摂取は肉より良質な油分が含まれている魚介類のほうがいでしょう。
以前通っていた整体院で、整体士の先生との雑談で「髪を増やしたい」と言ったところ、親切な先生は髪に良い食材について調べてくれて「黒い食材が髪にいいらしい」と教えてくれました。
黒い食材・・・例えば、黒ゴマ、黒豆、ひじき、黒砂糖などです。漢方から来る考え方だとのことでした。
最近の研究でコラーゲン不足が抜け毛の原因になることが分かったと、2011年11月26日放送の「世界一受けたい授業」で特集していました。コラーゲンは1日の5gの摂取が理想とのこと。コラーゲンを摂りやすい食材として、ふかひれ、うなぎ、ちりめんじゃこ、手羽先、さけが紹介されていました。コラーゲンはたくさん食べても副作用など悪い影響はないので積極的に摂ったほうがいいようです。
良質の睡眠が身体に良い影響を与えることは言うまでもないでしょう。
睡眠時間は可能であれば1日に8時間は取りましょう。8時間が無理なら、最低6時間は寝ましょう。同じ睡眠時間でも遅い時間まで起きてるより、早寝早起きのほうが健康にいいと言われます。夜10時から深夜2時の時間帯にとる睡眠は、体内の成長ホルモンの分泌が活発になります。できれば、この時間帯を睡眠のために確保したいところです。
しかし多忙な生活をおくる人にとっては、睡眠時間の確保さえ難しい時もあるでしょう。充分な睡眠時間をとれない場合、睡眠の質を上げましょう。質を上げると言っても、要は「ぐっすり眠る」ということです。テレビを見ながらいつの間にか寝てしまうとか、ソファでゴロゴロしているうちに寝てしまうというのは良い睡眠とは言えません。入浴してパジャマに着替え、目覚まし時計をセットし、明日の準備を万端にして眠りにつくことです。自分の好きな香りのアロマやお香などでリラックスしながらベッドに入るのもいいでしょう。安眠のためのサプリメントも効果的かもしれません。何の心配もなくやすらかな眠りにつけるように、ベッドルームを演出しましょう。
入浴は若返りの時間です。毎日入浴しましょう。シャワーだけでは身体の疲れはとれません。ゆったりと湯に浸かってください。入浴中も自分をよりリラックスさせるための演出をしましょう。自分の好きな香りの入浴剤を使ったり、音楽を流す
入浴の後は頭皮をマッサージをしましょう。薄毛の人は頭皮が固くなってることが多いようです。とくにパソコンの前で作業する時間が長い人は眼の疲れから前頭部がコチコチに固まっていることがあります。マッサージで柔らかくしましょう。頭皮を頭頂部に寄せるようなイメージで下から上にマッサージします。毎日持続してマッサージすることで、だんだんと血流がよくなっていきます。
私はフィットネスのサウナに入りながら頭皮をマッサージしています。もう1年近く続けていますが、以前に比べるとちょっと頭皮が柔らかくなってきました。
健康のためには適度な運動が必須です。自分の生活リズムの中で無理なくできるレベルの運動を継続してください。全然運動してない人は、まず散歩からでいいでしょう。おすすめはストレッチと水泳です。ストレッチは身体の柔軟性を高め血行をよくします。水泳は全身運動でリラックス効果もあります。運動不足の人はプールの中を歩くだけでも、充分いい運動になります。また逆立ちは頭皮に血流を流すので髪にも良いらしいです。
身体の健康と同様に大切なのは「心」の健康です。例えば、仏教には古来より「色心不二」という言葉があります。「色(体)と心は、別々のものではない」という意味です。私達の一瞬一瞬の心の動きは、すべて身体に影響を及ぼしているのです。
泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生。同じ人生なら、物事を常に前向きにとらえ、脳内を楽しいイメージでいっぱいにしましょう。